生命系の産業や研究に必要な人材を教育

 生命科学科は、これまで複雑かつ難解であった生命現象を、分子レベルで解析することにより、解明できる人材を育成します。 これにより、医薬品や食品などの生命科学産業にとって必要な基礎的要素を身につけた人材を育てます。 さらに、これらのことに加えて、生命科学に関する幅広い知識と高い問題解決能力を持ち、生命科学分野における種々の課題を化学の基礎に基づいて考え、生物の理論とともに理解し、解決できる人材を育てます。 同時に、人間としての社会的義務と責任を認識する研究者・技術者の養成を目標にしています。

 

学科の教育・研究内容

 21世紀は生命科学の時代と言われており、ヒトの全遺伝子配列の完全解読が終了し、生命科学研究は生体分子の構造と生理機能解析に移行しています。
生命科学科では、分子レベルでの生命現象の解析から、細胞、個体の生理機能解析に至るまで多岐にわたる研究を行っています。このため、本学科は、自然界からの有用生物・遺伝子などの検索や、生体素子のデザイン応用まで、独創的かつ斬新な教育研究を行っている教職員で構成されています。

 

教育の特色

生命科学科では、次のような人材の育成をめざしています

  1. 自ら考え、積極的に行動することにより、生命系の難しい課題にも挑戦的に取り組める人材
  2. 化学の原理に基づいて理解し、生物の法則にしたがって考えることにより、生命科学の様々な課題について、解決できる能力を備えた人材
  3. 化学や生物の専門的知識を駆使して、創造的な研究開発を行う能力を備えた人材
  4. 生命系のあらゆる職場において、新しい分野を開拓してゆける人材
  5. 国際的なコミュニケーション能力により、国際的な環境で活躍できる人材

このような目的を達成するため、例えば1年生の「初年次ゼミ」の授業において、自ら選んだ生命系のテーマで発表し、学生どうしで議論する授業を行っています。 これにより、創造的な研究者に必要な積極性、自主性、論理性、客観性などを育てます。最終的には、公開の場である「ライフサイエンスコンテスト」でグループごとにその成果を発表し、優秀なグループを表彰しています。

 H30年度ライフサイエンスコンテスト表彰式

さらに2年生では、化学系や生物系の専門科目に加えて、英語によるテクニカルコミュニケーションの授業により、国際的なコミュニケーション能力を高めます。

3年生後期からは、研究室に配属して研究の基礎を学ぶとともに、4年生で本格的な卒業課題研究を行います。その成果は、学科全体の卒業論文発表会で報告しています。

テクニカルコミュニケーション授業の様子
卒業論文発表会

早期研究室配属

 理工学部では、生命科学科を含めて、通常3年後期から研究室に配属され、研究を開始します。生命科学科では、成績優秀で諸条件を満たした希望者に、2年後期から研究室への配属と研究の開始を認める、学科独自の制度を設けます。※

 早期に配属されることで、研究する期間が通常より1年増えるため、より研究内容が充実すると期待されます。良い成果が出ると、学会発表や学術論文の出版も早期に可能になります。得られた成果は、各種奨学金を申し込む際に必要な研究実績になります。将来の研究者としてのステップアップにつながります。

※同様の早期研究室配属制度は従来もありましたが、生命科学科では2019年度入学生よりリニューアルします。