令和5年8月4日(金)、高校生とその保護者を対象に、女子中高生のための体験教室(高校生編)を実施しました。今回は、14名の高校生、およびその保護者の皆様にご参加頂きました。お米のサンプルからDNAを抽出し、PCR反応を使ったDNA鑑定を体験して頂きました。具体的には、A、B、Cの3種類の米粉のサンプルの中から、コシヒカリを当てる実験です。マイクロピペットなど普段実験に使っている実験器具を使用し、教職員と4名の大学院生がサポートしながら、大学での研究の一端に触れて頂きました。
なお、この企画は、科学技術振興機構(JST)「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の支援を受けて実施したものです。
〇日 程:
9:00~9:10 開会挨拶
9:10~10:00 ミニ講義I(お米からのDNA抽出&PCRの解説)
10:00~11:40 実験I(お米からのDNA抽出&PCRの体験)
11:40~13:10 昼食
13:10~13:20 ミニ講義II(PCR産物の電気泳動の解説)
13:20~14:40 実験II(PCR産物の電気泳動の体験)
15:00~16:00 理系選択に関する話題
まずはマイクロピペットの使い方を練習しました。
その後、小さいチューブに試薬を入れて…。
サーマルサイクラーにセット!
その間に、大学院生の先輩方が、電気泳動に使うアガロースゲルの作り方や、アガロースゲルへのサンプルの入れ方を教えてくれました。
アガロースゲル電気泳動の後、全員バンドを確認することができました!
コシヒカリのサンプルは、どれだったでしょうか?
〇担当:
尾高 雅文(教授)、松村 洋寿(准教授)、桐明 絢(助教)、本田 晴香(助教)、三浦 瑞穂(技術職員)、ティーチングアシスタント(大学院生4名)
〇実験内容:
米粉からDNA抽出とPCR、電気泳動(所要時間:講義等を含め、約6時間)