2020年12月23日(水) と 24日 (木)、本コースの尾髙教授、疋田教授、松村講師、本田助教が、秋田北高校数理探究クラス(2年生、40名)に向けた体験実習を実施しました。アシスタントとして、本コースの修士2年、学部4年生と3年生(5名)も参加しました。

    新型コロナウイルスが社会的に問題となっている中、PCR検査について正しい知識を学んでもらおうと、PCR実験を体験してもらいました。感染防止対策のため、各実験台はアクリル板で仕切り、個人で操作が可能なよう配慮しました。

    実験に先立ち、尾髙教授がPCR法の概要について解説しました。その後、疋田教授がピペットマンなどの実験器具の使い方を説明し、教員とアシスタントがサポートしながら実験を行いました。高校生の皆さんは、初めて使う器具に緊張しながらも、楽しそうに実験をしていました。

    事後アンケートでは、

「現在医療で使用されているPCR検査について知れて、とても参考になりました。」

「新型コロナに関して普段ニュース等で取り上げないような細かい部分まで丁寧に知ることができてとてもよかったです。」

といった感想や、

「PCRのやり方が分かり、より科学的なことについて興味を持った。」

「実験が楽しかった。秋大の生命科学コースに入りたいという思いが強くなった。」

と大変好評でした。

    この体験実習は、「国立研究開発法人科学技術振興機構 女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の一環として、秋田大学男女共同参画推進室共催のもと開催したものです。

        
                        各個人に準備された実験器具(ピペットマン)と、それを使って操作している生徒


      
                             教員とアシスタント学生のサポートの下、アガロースゲル電気泳動を行う生徒