秋田大学の年度計画推進費のご支援のもと,生命科学科 学生実験室に安全キャビネットが新たに1台設置されました。

 安全キャビネットは、無菌環境での生物学的実験を可能にするだけでなく、実験環境下の汚染から作業者を保護するための基本設備です。安全キャビネットによって、微生物やウイルスを用いた高度な生物学実験を安全に実施することができます。もちろん、使い方を理解しないと正しい実験結果を導けず、危険が伴います。従って、実習では安全キャビネットの使い方の基本から学ぶことになります。

 生命科学科では、この安全キャビネットを用いて、レトロウイルスをベクターとして用いる遺伝子導入実験の基礎を実習しようと計画しています。

 多くの学生が正しく生物学的実験技術を身につけて、生命科学分野を牽引する研究者になって欲しいと願います。

 

         

                     図:増設された安全キャビネットの写真